フィンテックって何?代表的なサービスについてご紹介します。

フィンテック

最近ネットや新聞などでよく目にするようになったフィンテック(FinTech)という言葉。
意味がよく分からないまま読んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、フィンテックとは何なのか、言葉の意味やフィンテックサービスについてご紹介します。
気づかないまま利用しているサービスもあるかもしれませんよ。

まずは、フィンテックとは何なのかについて見ていきましょう!
 
 

フィンテック(FinTech)とは?

 
フィンテック(FinTech)とは、金融を表すファイナンス(Finance)と技術を表すテクノロジー(Technology)という2つの言葉を次のように組み合わせた造語です。

FinTech = Finance × Technology

日本語では、「金融IT」や「金融テクノロジー」と訳されることもあります。

日本では、2014年に日経新聞がフィンテックという言葉を初めて使用したと言われており、まだなじみがない言葉ですが、アメリカでは2000年代初め頃から使われ始めていたようです。

フィンテックは、和製英語ではありませんので外国人にも通じます。

フィンテックは金融とITを掛け合わせた領域のことを指しますが、ビッグデータAI(人工知能)ブロックチェーン(分散型ネットワーク)などの最先端の技術を活用した革新的な金融サービスそのものだけでなく、そういったサービスが生み出されるムーブメントや、新しい金融サービスを提供する企業のことを指してフィンテックと言うこともあります。

では、フィンテックには、具体的にどういったサービスがあるのでしょうか。
 
 

2.フィンテックサービスにはどのようなものがある?

 
フィンテックサービスには、お金の管理、決済や送金、資産運用などさまざまなサービスが展開されています。
詳しく見ていきましょう。
 

お金の管理

 

日々の収入や支出をエクセルにて入力したり、パソコンにインストールしたソフトで行っていたのも今は昔。

フィンテックの成長によって、最近では、インターネットにつながる環境さえあれば、どこでも手軽にお金の管理ができるようになりました。

 

個人向け

 
個人のお金の管理については、クラウド家計簿サービスが挙げられます。

手書きの家計簿と違い、金額を入力すると自動でお金の管理をしてくれます。
現金での買い物だけでなく、銀行口座やクレジットカード支払い、電子マネーでの支払いと連携することができるので、煩雑になりがちなお金の管理を一括して行うことができます。

主なものに、Zaim(ザイム)、Money Forward(マネーフォーワード)などがあります。
 
 

企業向け

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企業や個人事業主向けの会計管理では、クラウドでの給与計算や経理関連のサービスが開発されています。

これまで税理士に頼んでいた業務を自分で行うことが可能になり、請求書の発行や領収書の処理など、業務の効率化や経理コストの削減が実現されます。

また、これから事業を始めようとしている個人や企業にとっては、初期資金や手間を減らすことができます。

主なものに、MFクラウド会計、会計ソフトfreee(フリー)などがあります。
 
 

お金の決済や送金

 
お金の支払いについてもフィンテックでどんどん便利になっています。
手渡しや銀行振り込みといった手間のかかっていた作業がスマートフォン1台で簡単にできるようになりました。
 
 

消費者向け

 
送金については、誰もが使っているSNS「LINE」のLINE株式会社が提供するLINE Pay(ライン ペイ)などがあげられます。

銀行口座を登録すると、LINE payの口座にお金をチャージすることができ、チャージしたお金はLINE pay加盟店で決済に利用することができます。

また、LINEの友だち間でのお金の送金、割り勘などのお金のやり取りをすることもできます。
 
 

生産者向け

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商品を売る側も、フィンテックを利用することで、決済システムの導入費が以前に比べて大幅に削減することが可能になってきています。

これにより、クレジットカードが使えないことで購入を諦めていた人に対する販売機会を増やすことが容易になり、ビジネスの活性化にも繋がっています。

クレジットカード決済のフィンテックには、Square株式会社の提供するSquareがあります。

専用のアプリをダウンロードして、ICカードリーダーを利用するだけで、スマホやタブレットでカード決済が可能になります。
この他にも、在庫状況や売り上げを管理できるPOSシステムや、レシートプリンターやバーコーススキャナーなどの周辺機器もあわせて提供しています。

このデータ化された販売情報はクラウド上で会計ソフトと連動するので、経理処理も自動で行えます。squareをはじめ、さまざまなアプリが自動会計と結びついています。

初期投資も少なくてすむため、小規模な店舗や出張販売での活用が期待されます。
 
 

資産運用

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資産運用というと、株やFX運用、投資信託などが浮かぶと思います。

どれも専門的知識や経験などが必要で素人が思い立ってすぐに始められるようなものではありませんが、フィンテックが間に入ると、資産運用が身近なものになります。

これまで証券会社やファンドマネージャーといった投資の専門家が担っていた商品選びやポートフォリオの作成、実際の売買などを、AIを利用したロボアドバイザーが代わりに行います。

株式会社お金のデザインが提供する「THEO」(テオ)を利用すると、毎月1万円から、スマートフォンを使って気軽に投資信託を始めることができます。

運用にかかるコストも資産の1.0%、売買手数料や為替手数料も0円のため、始めやすいですね。

THEOでは、最初に年齢や年収、金融資産額などの基本的な質問に答えると、ベースとなるおすすめポートフォリオを提案してくれます。
 
 

ソーシャルレンディング

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ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい人(企業)と投資家を、インターネットを通じて結びつけるサービスです。貸付型クラウドファンディングとも言われています。

日本では、2008年にmaneoマーケット株式会社がソーシャルレンディングサービス「maeno」を提供したのが始まりです。

maneoは、現在国内市場の50%以上のシェアを獲得しています。
小額かつ短期から資産運用が可能で、運用利回りは5.0~8.0%です。不動産取得のための資金や、店舗のフランチャイズ開業資金、設備投資といった事業性資金を取り扱っています。
 
 

仮想通貨

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仮想通貨は、インターネット上で電子データとしてのみ存在する通貨のことです。
紙幣も硬貨もなく、取引もインターネットを通して行われます。

よく耳にする「ビットコイン」は有名ですね。ビットコインを取引するウェブサービスはいくつかありますが、日本で取引量が一番多いのがbitFlyer(ビットフライヤー)です。

仮想通貨を利用している人同士であれば、インターネットやスマートフォン上で操作するだけで、遠く離れた人にほぼリアルタイムで送金することができます。

法規制の問題などはありますが、世界中で共通して利用できる通貨として、仮想通貨はますます注目されています。
 
 

3.まとめ

 
今回は、フィンテックとはどのようなものなのか、フィンテックサービスにはどのようなものがあるのかについてご紹介しました。

クラウド家計簿サービスやLINE payなどは身近なサービスなので利用している方もいたのではないでしょうか。スマートフォンだけでお金の支払いや管理ができるのは魅力的ですね。

フィンテックで、これまで手間がかかっていたり、専門的な知識や技術が必要だったお金のやり取りや管理が、簡単で身近なものに変わってきています。

お財布を持ち歩かなくても、指紋認証で支払いができる時代もそう遠くないかもしれません。
フィンテック分野の今後の技術革新に期待ですね。